いしずえ

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2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

永遠の道 第二巻受難の巻

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『童心殘筆』より

温泉行 そうあろう母親は母親でいま頃は首を長くし幼い子が父親にむずかってゐはしないかなどゝ心配して待ってゐるだろう。 「ものいはぬ四方のけだものすらだにもあはれなるかなや親の子を思う」。 私はそっと涙を拭った。 一時間ほどすると汽車は鹽尻につ…

永遠の道 第二巻受難の巻

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「日本人の精神に敬意を」 女子世界一の空手演武に外国人心酔

「日本人の精神に敬意を」 女子世界一の空手演武に外国人心酔

永遠の道 第二巻受難の巻

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『童心殘筆』より

温泉行 「お母ちゃんは……?」 「お母ちゃんはね、もうちいちゃんの汽車が着く頃だろうと思って停車場に待ってゐらっしゃるよ。」 「ちよーお」子供はさも心細そうにうなづいた。しばらくするとまた父親の膝をゆすり始めた。 「お母ちゃんどうちたの?……」 「…

遺伝子組み換え食品が発泡酒の原料に!?

拡散希望!なぜいま?遺伝子組み換え食品が発泡酒の原料に!?

教育勅語

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永遠の道 第二巻受難の巻

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『童心殘筆』より

温泉行 はどうだ。 ずんと落ちるね。 またトンネルか。 人もまばらな青車室に獨り興じた。 暮靄が蒼然と野山を罩める頃、汽車は諏訪湖の畔にさしかかった。 蒼茫の間に展がる湖光は自然の千愁萬恨を胸深く秘めて居る様で、何となく獨りが淋しくなって来た。 …

永遠の道 第二巻受難の巻

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『童心殘筆』より

温泉行 何となく面白い。 英邁勇猛の気の亡くなるのは一番いけない。 結局思案倒れになる。 この詩を一つ彼奴等に教えてやろうかな。 彼奴等愕然として悟りはせぬか。 幾家の茅屋ぞ山村静かなり 丁度この邊の景色だ。 岸を夾む桃花溪水探し 溪水探しは實によ…

天皇陛下82歳の誕生日

天皇陛下82歳の誕生日「戦争のことを考えた1年」(15/12/23)

『童心殘筆』より

温泉行 あの英邁な陽明にもこういうこまやかな述懐がある。 これが無いとあの英邁が却って俗になるかもしれぬ。 俗でも英邁ならまだ結構だ。 今は餘り怯懦でないか。 英米が如何だの、危険思想が如何だの、食うじゃ喰えぬじゃ、妥協じゃ、分裂じゃと、いつま…

永遠の道 第二巻受難の巻

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『童心殘筆』より

温泉行 山中懶睡とあるな。 何、何、 人間白日醒猶睡のごとし 老子山中睡却って醒む なるほど、 醒睡兩非また兩是 溪雲漠々水泠々 善哉。々々。 俺はこの頃懶睡が出来ぬ。 一つ溪雲漠々水泠々と一世三十年を黄梁一炊の間に眠り去ってしまいたいものだ。 ブロ…

永遠の道 第二巻受難の巻

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『童心殘筆』より

温泉行 まして相携へて夜店賑やかな上野銀座あたりに、「下駄ころりからり彼奴等の夕涼み」に終るなどは寝覚めの悪い生活であろう。 人間という脊椎動物は社會的だろうが、人間という萬物の靈長は孤往を分とする。 このゆゑに「幽人月づれば每に孤往し」、獨…

永遠の道 第二巻受難の巻

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『童心殘筆』より

温泉行 とても無心に書を読むことも出来ねば、静かに考えることも覺束ない。 こんな中に捲きこまれて莊子に所謂「性を俗學に繕め、慾を俗思に滑って」居たのでは、日に日に人間らしさを失ってゆく。 ある學者が動物の幼時を研究して、人間の兒童期に人間なら…

永遠の道 第二巻受難の巻

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『童心殘筆』より

温泉行 都に住む者は確かに時々其の風塵から逃れて雲を仰ぎ森を眺めねばならない。 何百萬という群衆に混じって居るだけで、自分の明徳が灰色にぼやける。 その上に狂の様な自動車や泥鰌のごった返すにも似た電車の混雜、魂の荒んだ人間、化物の様な形の女、…

永遠の道 第二巻受難の巻

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『童心殘筆』より

津浪 七 火事には我等はそう「滅び」と謂う様な世の相を聯想しないが、津浪の方がまざまざ人間最後の悲劇を味識せしめられる様な気がする。 然しながら此れは實に得難い経験である。 いくら遭いたくても遭うことの出来ない経験である。 この津浪は私に明にそ…

永遠の道 第二巻受難の巻

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『童心殘筆』より

津浪 六 ところが死骸と思った主人は、倒に宙吊りされると共に夥しく水を吐いて、不思議に息を吹き返した。 彼等は暫くは生きてゐるのか死んでゐるのか、我と我が分らなかった相である。 後で亭主はつくづくと腹の底から絞る様に感歎の聲を洩して私に言った…

永遠の道 第二巻受難の巻

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「実効税負担率」が低い大企業

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『童心殘筆』より

津浪 六 勿論二三度激しく震盪を感じた後、彼等は脆くも気絶して了った。 ふと何かの拍子に息を吹き返した番頭は、闇中朧ろに人家を認めて、あらん限りの聲を絞って救を求めた。 暴風雨の中ながら、其の聲が耳に入ったとみえて、暫て二階から、「縄を下すぞ…

永遠の道 第二巻受難の巻

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