いしずえ

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2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

序言

古代は洋の東西を問わず、神を人間の理想像に捉え、自ら神たらんとし、他をも神に尊びかんとした聖人の指導時代であった。人と人との差は人と猿の差よりも甚だしいものである。創造者、天才、英雄は何時の時代でも極めて少数であり、多数は模倣によって人間…

王子神社の杜の青みかん

昔、鬼山部落に行こうと、王子(オジン)の杜を通ると、青みかんが一ぱいなっていた。帰りに取っていこうと、用事を済ませて来てみたら、青みかんは、影も形もなく消えてしまっていたという。 ❝神社の近くに杉を植えない❞ 昔、神様が杉の葉で目をつつかれた…

切目王子神社の伝説

昔、昔、大昔の話であります。西薩のとある海岸に一人の御姫様とその母人と二人暮しの御家がありました。 その母人というのは、何でも高貴な方の御寵姫(ごちょうき)であったが、ある人の讒言(ざんげん)によりて遠ざけられ、この寂しい海岸へ隠れ棲んでお…

人類統合の覚え書

近代文明は「人間尊重と合理主義と民主主義」で発展し繁栄して今日に至ったが、この三つの思潮が行詰り今や地球は破壊され人間性(倫理道徳)は崩壊し、滅亡に瀕している。その理由は、人間尊重が行過ぎて自己尊重に変じエゴイズムに変り、生命軽視となって…

天皇は歴史の生き證人である

近代日本の発達ほど、世界を驚かしたものはない。この驚異的な発展には、他の国と異なる何ものかがなくてはならない果せるかな、この国の三千年の歴史がそれであった。 この長い歴史を通して一系の天皇をいただいているということが、今日の日本をあらしめた…