いしずえ

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『人間の生き方』より

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頭は使えば使うほどよくなる、使わないと三十ぐらいからボケる、若朽が始まる

人間は楽にすることが一番よい生きる方法だと思ったら、大間違いであります。たとえば、老衰は一番先に足にくる。足がよたよたしてくる頃には、必ず頭がぼけてくるものです。頭と足は、一対のものです。その頭というものはどれだけ使っても悪くならない。頭が悪くなるというのは、からだのどこかが悪いのです。その影響で頭が悪くなるのであります。頭は使えば使うほどよくなるということです。俗人、一般人は、十三%ぐらいしか自分の頭を使っておらないということです。一番もったいない遊休施設だと、生理学者がみないうている。それぐらいせっかくの頭を使わない。使わないから、これはぼけるはずです。ひどいのになると、三十ぐらいからぼけ始めているいわゆる若朽が沢山いる。頭を使わぬからだ。それから頭というのは、むつかしい問題と取り組むほどよくなる。だから苦労して学ばなければ、頭はよくなりません。