学歴が無いから良かった

僕の学歴は、
工業高等学校が最終学歴です。
大学は行っていません。

なぜなら、もちろん成績も大変悪く
その勉強が大嫌いでしたので、
早く中学校を卒業して
働きたいと想っていました。

しかし、兄がせめて高校ぐらいは
卒業しておけと言われて、
それならば卒業して確実に
就職が出来る工業高校を
との選択をしたくらいです。
ですから、そこまでの学歴しか
持っていません。

しかし、このような御蔭で
勉強が出来なくて本当に
良かったと想っています。
心からです。
決して強がりでもありません。

なぜなら、頭が悪かったから、
社会勉強が素直に出来た、
何のプライドもなく、
えらい賢い方々から
全てを学べたと想っています。
もちろん今でもです。

本当に今まで、
いろいろなことを教えていただき、
視えない世界のことまでをも、
何の抵抗もなく学べています。

このように、学歴やプライドが知識が
何の邪魔をするまでもなく、
砂浜に水が沁み込む様に
吸収できたのではと想っています。

決して比較対象の
足元にも及びませんが、
松下幸之助伯もおっしゃっていましたが、
「自分は中学しか
　卒業していないのが幸いした、
　よって皆からたくさん
　教えていただいた」とです。
僕もこのことの意味がよく理解できます。

そして、この人生で何を学ぶか、
本当の学びはとは何かが、
少々分かったような氣がしています。
それは心が魂が歓ぶ学びが
本当の学びではないかとです。

学校での勉強は、
社会生活を営む上での
最低限の勉強であって、
人間としての勉強ではなく、
むしろ、その学校を卒業してからが
本当の学びではと想っています。

選ぶ学校が、
勉強で成績優秀な有名学校で、
そこで身につける勉強や学歴が、
そして、就職する有名企業が
最優先や最終目標の
今の学校システムに、
少々疑問を感じています。

人間を学ぶ時には、
その学歴が障害に
なるようにも思いますが、
いかがでしょうか。
その時こそ、素直が一番
試される時のように想います。

今日も一日、知らないことを
素直に聴くことができる日で
ありますように。
御蔭様で、ありがとうございます。

いしずえ