いしずえ

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柊原青年団の歩み

九、教育制度の改革と青年団

 昭和二十二年、新しい教育制度によって、これまでの国民学校から小学校となり、その上に新制中学校がおかれ、義務教育も小・中学校九ヶ年となった。また、中学校の上に新制の高等学校が設置された。

 しかし、その頃は義務教育までは受けても高等学校まで進む数は経済的理由等によって極めて限られていた。

 昭和二十六年十月にルース台風が来襲し、校区内は甚大な災害を被り、ますます生活苦に悩まされた。

 しかし、当時の若者達は将来を考え、勉強の施設や機会を欲していた。町でも社会教育の重要性を認識され、垂水小学校校庭の武道館跡に垂水町立公民館が設立された。柊原にはルース台風の翌年、中学校の古校舎を譲り受け、柊原分館として設立された。

 この分館が青年達の寄合の場となり、一部の人は通信教育(鶴丸高校)を受け、高校卒の資格をとった人も多く、今は、それ等の人々も壮年層となり、立派な一家の経営者、また、社会的には地区の中堅となって活躍している。

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