いしずえ

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右翼とは何か

 右翼とは要するに左翼の対象勢力であって、現体制(政府・国会・政党)を中心とする左右両翼の関係を意味する存在である。抑々右翼左翼の用語はフランス革命ジャコバン党(左翼)とジロンド党(右翼)に始まるものであるが、我が国現在の左翼右翼とはその持味が違う。日本でいう左翼は、外来文化思想をもって国家を革命し、政権を奪取せんとする者をいい、主として社会制度の欠陥から起こる労働階級の生活難を窮迫救済する為に、労働者の立場からこれを克服しようとする勢力である。

 これに対し、右翼は左翼の急進的過激な革新運動に対して漸進的保守主義の立場をとり、復古懐古的であって歴史伝統を重んじ民族主義国家主義の立場に立って革新を断行する勢力である。

 国家政府は「法律」を持って秩序を維持する統治権力の主体である。

 左翼は「イデオロギー」を以って現状を打破する革命主体である。

 これに対し右翼は「民族の道統」を基盤として人間の本来性である倫理道徳を持って一切の人間悪・社会悪・世界悪を打倒する革新主体である。

 右翼は尊皇攘夷を永遠不易の生命とする。即ち尊皇とは、歴史伝統を保守しつつ革新することを言い、攘夷とは外来思想の是非善悪を明弁し、取捨選択を正して国家民族の長養発展に寄与することを言う。故に右翼の使命任務は、民族固有性及び道統を無視し、外来思想に捉われて行き過ぎ、国本国体を破壊する左翼勢力は元より、法律や世界性普遍妥当性(グローバリズム)のイデオロギーによって、人間性の論理道徳を無視する悪辣非道の徒輩と外道を粉砕殲滅することにある。

 平成19年10月1日  〝いしずえ〟正統派右翼の任務と使命より

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