いしずえ

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『運命を創る』より

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専門家ほど、居眠っている、型にはまって満足している

絶えず自己を眠らさないためには、グループ、交友を慎むことであります。その交友には、できるだけ変化のあることが必要なのです。そこで自分とは専門違い、畠違いの良友を持って、絶えず変化のある話を聴くことであります。これは実に有効です。

往々にして、いわゆる専門家というものは居眠(いねむ)っているのであります。型にはまって満足しているのであります。ですから、専門外というものを、専門に結びつける。今までのような、分析、解剖ではなく総合。専門と専門の交流、総合というものが学問においても必要でありますが、それは我々の交友というものにおいてもやはり然りで、ケチな考えで、あいつは畠違いだというようなことを考えてはならないのであります。「専門外だ」ということを軽々に言ってはならないのであります。むしろ専門外こそ専門内で得ることのできないものを得られるのだ。