これらの目指すところは、要するに占領統治の再現にほかならない。徹底して日本を犯罪国家だと教え込み、歴史伝統と日本国民を断絶させ、家族主義を廃絶し、日本を政治的・軍事的に自立できないように去勢するのが占領政策の目的であった。それを再現して完成させようとするのが、民主党の目指すものだ。その先にあるのは、良くても米中による共同支配、悪ければ中国の属領としての未来であろう。
鳩山内閣の安保防衛問題に対するおどろくべき無知、無関心も、経済学者に「素人同然」「経済論の基礎も通じない」と嘲笑される無見識も、おどろくには当たらない。祖国の過去を誠をもって我が身に引き受けようとしない者が、祖国の未来に本気で責任をもてるはずはないからだ。愛国者たる者、このまま「第二の敗戦」を黙視しているときではない。
平成22年4月1日 〝いしずえ〟占領統治の完成者としての民主党政権より
