いしずえ

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国家革新の原則

 国家の衰亡は、天災や人災(戦争、革命)などの災害によるものではなく、「主権の微弱」による対立文裂、混乱無秩序、社会的崩壊、精神的破綻から生ずる自己決定能力の喪失によるものである。

主権在民
 主権とは、国家統治の最高権力をいう。その権利が国民に在りと世人はいうが、国民に一片の政治教育も施さず、また国民精神統一の国教も定めず、国家統治の最高権力「主権」が成り立つ筈がない。主権在民とは国民を煽て踊らす策謀にほかならない。

政府
 戦後の日本政府は政党の政府であって、国家国民全体の政府でない。政党は単なる選挙のチャンピオンからなる特殊集団(政党政治制度)であって完全無欠な制度ではない。故に偉大な指導者は出ない、出られないのである。本末転倒、すべて選挙の虜に堕する事になる。政治とは、国家の意志を創造し、決定し、遂行して統治することである。

選挙は国営・公営
 この弊害を脱却し、政党政治の欠陥を補い、腐敗堕落を根絶するには、党営又は民営選挙を廃し、国営・公営に改め供託金以外の一切の費用を厳禁する。違反者には生涯立候補を認めない。それを実現し、具体化するには宗教団体のごとく毎週国民政治教育を行うと共に、国民精神統一の国教を制度化し、主権行使組織をつくり棄権者を根絶する。快楽享楽平和幸福に酔わせるよりも訓練鍛錬が肝要である。

 平成2年11月1日発行  次代 國乃礎より

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