いしずえ

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安岡正篤(著) 『禅と陽明学』上巻より

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人間は信が大事、これを失った人間は困ったものです

観世音なら観世音菩薩、不動明王なら不動明王というものをひたむきに信じなければいけない。

そんなものあるやらわからないという懐疑主義者ではだめです。

人間は信が大事です。

これを失った人間は困ったものです。

子供といったって、果たしておれの子供かどうかわかるもんか、ということになったら、人生などというものは実に怪しげなものです。

女だけは自分が産んだ子だということは、どんな者にでもわかる。

男はかわいそうにわからない、ただ倅(せがれ)だと信ずるほかはない。

信唵(しんおん)<信なるかな>。

そして努力する。

人間は本当に信から入るのであって、信ずることができないということは人間の悲劇である。

いわんや何物をも信ずることができないなどという懐疑主義者、それからいわゆる実存主義者、ビート族だとかいうもの、これは何をか言わんやで、全く悲劇です。

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