いしずえ

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多数決

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多数決とは、少数者の意見や主張を認めることが前提であって、自党の主張・意見を強行することではない。

与野党とも他党の主張意見をよくききわけ、不理解の点はあくまで聞き質し、その上で議決すべきであって、イデオロギーを盾として敵視し何も彼も他党を反対では民主政治は成り立たない。

与野党は異なった見解をもった者により多く傾聴する度量が必要である。

相互に反対党の意見を傾聴し、少数党により多く発言の機会を認めるだけの寛容心がなければ、民主政治は自己反省自己改善の機会を失い「多数者の横暴」に堕することになる。

故に盲目的な党派心や派閥根性などは、暴力による強制や脅迫と共に多数決原理を否認するものである。

要するに多数決の存在意義は多数少数ともに一体的共同体生活の利益を前提とするところにある。

日本の政党政治は民主主義そのものを党利党略に利用し、本質を見失い犠牲にしていることに気付いていない。

本来の民主政治を実現するには先ず「参政権(選挙権)・代表制・多数決」の意義を明確にするために政治的大革新を断行せねばならない。