総選挙はマスコミの予想通り、民主党が３０８議席を獲得して大勝利した。実態はマスコミの露骨な民主党びいきの報道に国民の多数が流され、誘導されたと言うべきだろう。だが民主党の政策には、国の将来を危うくする誤った政策が数多く見られる。
まず経済政策が根本的に誤っている。税収が４６兆しかないのに１６兆も出資を増やすようなことを続ければ、日本経済は近いうちに必ず破綻するであろう。すでに９００兆も積み上がった財政赤字が加速的に増え、日本国債は暴落する。公的破棄するか大増税しか道はあるまい。
にもかゝわらず、民主党は耳に快いバラマキ政策だけ並べて、国民に厳しいことは全く口にしない。ローマ帝国をほろぼした「パンとサーカス」のポピュリズム政治そのものである。
外交防衛については定見がなく、党首脳の発言がしょっちゅうブレる。民主党首脳はアメリカとの協力に冷淡で、中国には非常に低姿勢であるから、民主党政権では日米関係が悪化し、中国の影響力が大きくなるであろう。２０年で軍事費を２０倍に増強した中国、核装備を進める北朝鮮に対して、日本の安全がそれで保障されるのか。
それでいて自主国防力の充実には否定的言辞をつらね、憲法護持、非武装中立の社民党を連立するという。日本の安全を中国に委ねるつもりなのであろうか。それは近い将来、日本が中国の軍事支配に屈することを意味する。
平成21年10月1日 〝いしずえ〟民主党政権による日本破壊より
