2016-01-15 『童心殘筆』より 日記 #哲学・思想 山水養性記 一 灌木の繁みを分けて二人は巖頭に立った。 脚下を潜って、一道の白龍が身を跳らして飛び下る。 下には気持の悪いほど蒼黒く澄んだ瀧壺が絶えず白雪を噴いて、苔蒸した兩崖は飛沫の為にしっとりと濕って居る。 學。おっと。何だか誘いこまれそうだね。 儈。全く、あんたは東坡居士がお好きだったね。 學。蘇東坡、私には懐かしい人の一人だ。その蘇東坡が? 儈。其の蘇東坡にわしの好きな瀧の詩がある。 學。なる程廬山に遊んだ奴かな。 ブログランキング・にほんブログ村へ(文字をクリック)