いしずえ

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2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

伊藤博文に決断迫る

ロシアに対する政策に就いて頭山翁は、一日佐々友房等諸豪を相携えて伊藤公を訪問した。一応の挨拶が済んだ時、平素は黙たる頭山翁がズイと椅子を進めて伊藤公に対し、重たい口を開いた。「伊藤さん、あんたは今、日本で誰が一番エライと思いますか」さすが…

国家主権の危機に極右勢力が台頭

また以前と違って、ネット上の連帯が情報や知識のやりとりだけでなく、集会やデモ、署名運動など、リアルな活動にも結びつきつゝあるようだ。ただし人気ブログのなかにも情報が不確かだったり、党派的に過ぎたり、扇動的だったり、上質とは言い兼ねるものも…

ネット情報に通じている読者

11月半ば、国籍法の一部改正が国民に周知されぬまゝ、こっそり衆院に提出されたときには、前衆院議員の城内実氏、現職議員戸井田とおる氏のブログが読者を急増させてトップテン入りを果たした。いずれもこの法案の批判者であり、政界関係者などの動きを報…

マスコミの左翼偏向に対する反動

こうして若者はネットに引き寄せられてゆき、そこでは左翼の強いマスコミとは逆に保守右翼系の言論が主流をなしている。 小林よしのり氏の『戦争論』をきっかけに盛り上がった若者の右傾化は、歴史認識、中国や韓国、北朝鮮に対する外交姿勢、それにつながる…

見捨てられる新聞・テレビ

一方で、最近は新聞を読まない若者が増えている。直近の調査でも、新聞を毎日読む若者は3割程度とされており、新聞業界に衝撃を与えた。これらの層はテレビもあまり見ない。テレビの視聴率がのきなみ低下し、大手スポンサーが逃げ始めていることは、もはや…

保守右翼系がほぼ独占!

最近、ネット右翼という言葉をよく聞く。パソコンのインターネット上で政治的なテーマについてコメントを書き込んでいる若者たちのことである。かれらがなぜ「右翼」と呼ばれるかといえば、その政治的な意見がおおむね右寄りで、国家主義的であるからだ。 ネ…

九州が俺一人丈を…

頭山翁は一度も代議士たりし事がない。嘗て佐々友房氏なども初期の選挙には是非にと翁の出馬を薦めたが、翁曰く「貴様に議員になるなとは云わんから、俺になれとは云うナ」と言って撥ねつけた。斯く度々の勧誘にも、物は云わず「九州が俺一人丈出すと云ふな…

玄洋社の憲則

第一条 皇室を敬戴すべし 第二条 皇国を愛重すべし 第三条 人民の権利を固守すべし 平成20年7月1日 〝いしずえ〟頭山満翁の人物像より

明治天皇を諫めた山岡鉄舟

嘗て明治天皇が幼少の頃、相撲が好きでお付きの者がわざと負けているのを苦々しく見ていた山岡鉄舟に天皇が「山岡取ろう」下命があり、山岡は組むなり投げ付けた。 数日後天皇よりお呼びが掛かり、山岡は切腹覚悟で天皇の御前に望んだ。山岡を睨み付けていた…

ガス抜きされている国民大衆

米国を始めとするその臣下日本政府は、この大衆の姿こそ好ましいものと、ほくそ笑んでいるのである。一般国民大衆が政治に大義に目覚めてもらっては困るのである。ガス抜きしていつまでも三S(スポーツ・スクリーン・セックス)に現を抜かして、衆愚政治を…

本年は御在位二十年節目の年

本来ならば二十歳に成人した若人は、国民挙げて成人式を祝うのが、日本の仕きたりである。それを邦家の中心であり臣民の代表である今上天皇の御座位二十年のお祝いを…という声が上からも下からも聞こえて来ないというのは、一体どういう訳であろうか? 政界…

頭山翁の軌跡

頭山満は安政二年(一八五五年)四月十五日、今の福岡市西新町に筒井亀策の三男として生れた。「満」という名は大宰府天満宮の満を取って満と称するようになった。彼が頭山姓を名乗るようになったのは十八歳の時、母方の養子になってからの事である。 其の後…

紙切れで原油を買っている米国

今回のサブ・プライムローンの破掟を見るまでもなく、早晩アメリカは潰れる運命にあると言われているカード(ローン)で消費を謳歌し、生計を立てゝいる国民が多い。紙切れで原油を買っている、とも揶揄されている。孰れドル通貨を廃止して日本を見捨て、E…

日本は米軍の演習・補給・輸送基地である

ハッキリ言って今の日本はアメリカの保護領であり、米軍の演習・補給・輸送基地といっても過言ではない。どう考えても真の独立国家ではない、半植民地である。福田内閣は新テロ特措法によって油の補給を再開した、他の国々は有償で給油しているにも拘わらず…

自分の家の鍵は自分で掛けヨ

結論から言ってしまえば、一つの国に他国の軍隊が駐留しているという事は、真の独立国家とはいえない。然るにこれを抜きにして何を論じても不毛であり、ナンセンスである、と言い切れる。卑しくも自分の家の錠前ぐらいは、自分で掛けるのが当然であり、常識…

『任侠団』を作れ

現下日本国内だけでなく、国際社会に於いても混乱・混迷を来たし、状況は日を増す毎に悪化の道を辿り、特に人心の荒廃・不安動揺は言語に絶し留まる所を知らない。 我々はこの原因が奈辺にあるか、長年に渡って究明し遂に発見した。それは「強者が決して正し…

現右翼は何を為すべきか

戦後の日本は嘗ての敵国によって造られた適性の意図を含む分裂国家であって、統一国家ではない。そのため統一性を欠き、自由奔放、自堕落、我侭になり、快楽享楽に溺れ、悪と欲が蔓り、将しく無政府さながらの状態に陥っている。 本来日本は維新受命の国家で…

右翼と暴力団の違い

右翼の源流は仏教の導入に際し、道統固有の神道を守護した物部氏に始まり、蘇我氏を打倒した中大兄王子(天智天皇)中臣鎌足(藤原)に至り蘇我氏の子孫道鏡を葬った和気清麿に及ぶ。近代に於いては明治維新の潮流を創った本居宣長・平田篤胤等国学派であり…

右翼とは何か

右翼とは要するに左翼の対象勢力であって、現体制(政府・国会・政党)を中心とする左右両翼の関係を意味する存在である。抑々右翼左翼の用語はフランス革命のジャコバン党(左翼)とジロンド党(右翼)に始まるものであるが、我が国現在の左翼右翼とはその…

第二次産業革命と政治革命

第一次産業革命は人力の120倍の蒸気生産力によっておこされた。電気石油千三力はその25倍人力の3000倍である。にも拘らず、今日尚制度はそのままである。 自由主義(個人主義)-「自由・競争」(アクセル)-アメリカ瓦解(活欲) 平等主義(社会主…

国家革新の原則

国家の衰亡は、天災や人災(戦争、革命)などの災害によるものではなく、「主権の微弱」による対立文裂、混乱無秩序、社会的崩壊、精神的破綻から生ずる自己決定能力の喪失によるものである。 主権在民 主権とは、国家統治の最高権力をいう。その権利が国民…

「人権と平和」を問う

ユーゴスラビアのミロシェビッチという大統領は、政権基盤を安定させるために同国内の異民族アルバニア人を生贄にして、民族浄化の名の下に虐殺と迫害を行った。もともとアルバニア人がユーゴに住むようになったのには、かつての帝国主義列強の手前勝手な政…

共産党が伸びる理由

最近の国政選挙、統一地方選挙において、着実に党勢を伸ばし得票率を上げ続けているのは、共産党のみである。3年前の衆院選挙で726万票、昨夏の参院選挙では820万票を獲得し、今春の地方選では地方議会の所属議員数を5割増して、自民党についで第二…

底抜けの腐敗構造を正す道

平成に入ってからの日本社会の退廃と腐敗は、昭和時代までのそれと比べて、底が抜けてしまったような不気味さがある。大蔵省の接待汚職、防衛庁の背任事件、厚生省の薬害エイズ事件などの官界の不祥事が続き、金融関連会社の総会屋事件、住専問題、数々の不…

「第二の敗戦」の本質

バブル経済の崩壊後、第二の敗戦という言葉がしばしば聞かれるようになった。その多くは、アメリカ経済が好調である一方、戦後最悪と言われる不景気や金融不安が続く日本の現状を示すものとして、揶揄的に使われているようである。だが、日本の危機の本質は…

宗教と政治

ブッシュ新大統領の14人の「恒久的」閣僚では、従来になくアジア系や黒人、ヒスパニック系が重要ポストに配置されたが、ユダヤ系は一人も入っていない。クリントン政権では4人がユダヤ系だったのに比べると、はっきりと色合いが違う。今回の大統領選挙で…

競争に勝って恐竜は滅んだ

恐竜はなぜあんなに大きくなる必要があったのか、と問われて、ある著名な生物学者は「恐竜の体が大き過ぎたというなら、人間の脳のほうがよっぽど大き過ぎる。不必要に体が大きくて滅んだ生物がいるなら、不必要に脳が大きくて滅ぶ生物がいてもおかしくはな…