2016-01-25 『童心殘筆』より 日記 #哲学・思想 山水養性記 一 此奴だな先刻の帝の懸解坊主はと可愛しく思いながら奥に通る。靴下で小儈はつるりと滑って、やつと踏みこらえた。 學。君。そうぴょこぴょこ歩くから滑る。もっとのっそり牛の様に歩くのだよ。 小。大きにありがとう。 飽迄も人を食った小儈である。 小。どうぞこちらへ。 泉水に面した八畳の一間へ通された。 小。じきに老師が見えます。ごゆっくり。 云い棄てて、小儈は元気にたったっと出て言って了った。 ブログランキング・にほんブログ村へ(文字をクリック)