2016-01-29 『童心殘筆』より 日記 #哲学・思想 山水養性記 一 學。いや有難う。 儈。戒本、戒本、おふろへご案内じゃ。 泉水に沿った長廊下を突當り、右に曲って又突當ると湯殿に為る。拭きこんだ一坪の板敷に危ふく滑りかけて、小儈の飄輕な掛聲に笑いながら汗ばんだ著物を脱いで石疊に下りた。椹の厚板の三尺角位な気持の好い風呂である。薄明の浴室に湯気がぼんやり起ち騰って居る。 ブログランキング・にほんブログ村へ(文字をクリック)