いしずえ

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柊原青年団の歩み

七、終戦と復員

 敗戦という戦争の結果、生き残った者も裸一貫で故郷の土を踏み、帰郷しても寝る家も食べる物もなく、途方にくれる日々が続いた。

 国破れて山河ありで、同じ所で生まれ育った者同志の深い人情が生きるための、頼みの綱であった。

 敗戦後は、国民のすべてが魂を失った姿で、日々食を求めて買出し等で命をつないだ。

 焼跡に塩田を開いて製塩し、若い人々は県内は勿論、遠く北九州まで塩をかついで買い出しに出かけ、食糧を得て一家の生活を維持した。

   (43 43' 23)

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