いしずえ

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『干支の活学』より

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出処進退、応対辞令

局面にあたる人、公の立場にある人にとって、忘れてはならぬ二つの重要なことがあります。

一つは「出処進退」。如何(いか)に出るか、処するか、進むか、退くか。出処進退というと、たいていの人は出ること・進むことばかりだと思っておるが、決してそうではない。こと政治家などには如何に処するか、退くかということが大切であります。

今一つは「応対辞令」。平たい言葉で言うと、少し意味が足りないが、「対話」ということです。出処進退といっても、人間が相手ですから対話ができなければいけません。この頃の政治家・議会人というような人を見ておると、実に応対辞令が粗(あら)いですね。

今日の日本は出処進退・応対辞令が乱れておるばかりではなく、いかにも品が悪すぎる、低俗すぎる。人間としてできておるとか、権威とかいうものがなくなってしまっておる。