いしずえ

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安岡正篤(著) 『東洋人物学』より

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よい習慣をつくるということが、人生の行為において最も大事なことです

スイスのアミエルは、こう記しています。

「人生の行為に於て、習慣は主義以上の価値がある。何故かといふと、習慣は生きた主義であり、肉となり本能となった主義である。新しい習慣を学ぶことが万事である」、これこそまさに生の真髄に達するゆえんであります。

つまり、よい習慣をつくるということが人生の行為において最も大事なことです。

教育的にいうならば、よい躾(しつけ)をつけるということです。

よい躾とはよい習慣である。

よい習慣をもつということは、われわれが、優れた生命の統一活動、人格の純な活動力をもつことであります。

これは単なる知識、イデオロギー、そういうものと比べものにならない。

主義だのイデオロギーだのというものは、これはどうにでもなる。

習慣というものは、生きた主義である。

生きたイデオロギーである。

だから、その人間のイデオロギーが本物であるかどうかということは、その人間の平常の行為を見れば、生活習慣を見ればすぐにわかる。

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