高梁市は26日、2018年度当初予算案を発表した。一般会計は227億7千万円で、17年度当初比0・7%の微減。3年連続のマイナス編成となる中、子育て環境整備や定住促進などの施策に重点配分した。3月9日開会の定例市議会に提案する。
歳出は、臨時保育士の処遇改善、認定こども園勤務に必要な幼稚園教諭免許の更新費助成など保育士確保策に1335万円を計上。子育て世帯対象の住宅リフォームの一部補助といった若者定住促進住宅助成事業には5511万円を充てた。
他の主な事業は、備中松山藩で活躍した陽明学者・山田方谷の功績などを紹介する記念館を2366万円かけて旧高梁中央図書館に整備。成羽町地域の公共施設を集約した複合施設整備(19年秋完成予定)には6億9930万円を盛り込んだ。