“さしすせそ”とは、料理の時、調味料を入れる順番のことで、「さ=砂糖」、「し=塩」、「す=酢」、「せ=せうゆ(昔の表記で“しょうゆ”)」、「そ=みそ」を指す。この順で入れるのには、実は科学的根拠がある。それを知れば、もっと料理上手になれるかも!? そのうちのひとつ、「しょうゆ」について解説する。
大さじ1で塩分が約2.4g(こいくちしょうゆの場合)含まれているので、料理に入れる順番としては、塩同様、砂糖の後がおすすめ。
最近では、しょうゆをベースにした「だし入りしょうゆ」なども人気があり、使いわけることで、料理の幅が広がる。
◆さっと調理には生しょうゆが◎。
「しょうゆは基本的に火入れ(加熱処理)をして造ります。生しょうゆは、その火入れをしないので、搾ったままのフレッシュなおいしさが味わえます。鮮やかな赤色をしているので、煮込み料理より、さっと加熱する料理に向いています」(青山さん、「」内以下同)
生しょうゆは、炒め料理に使うことで初めて火を通すことになるので、香りが豊かなのが特徴。短時間の調理で、きれいな色に仕上げたい炒めものやチャーハンに使うのがおすすめだ。
丸大豆はまろやか。普通のしょうゆは、脱脂加工大豆で造られるものが多い。一方「丸大豆しょうゆ」は、大豆を丸ごと使っているため、大豆の油分が含まれ、まろやかな甘みがある。
◆しょうゆの保存方法は、冷蔵が正解。
開栓前なら常温保存でOK。ただし、ペットボトルや瓶入りのしょうゆは、開栓したら冷蔵庫で保存を。しょうゆは空気に触れると酸化するので、香りや風味が保たれる1か月程度で使い切るのが理想的。
◆しょうゆには5種類ある。その違いは、以下のとおり。
【こいくち】
大豆とほぼ同量の小麦、少量の米で造られている。全国で生産されており、単に“しょうゆ”といえばコレ。つけ、かけじょうゆなど、ほとんどの料理に使えて万能。
大豆とほぼ同量の小麦、少量の米で造られている。全国で生産されており、単に“しょうゆ”といえばコレ。つけ、かけじょうゆなど、ほとんどの料理に使えて万能。
【うすくち】
大豆とほぼ同量の小麦、少量の米で造られている。生産は全国だが、比較的西日本で多く使われている。たけのこご飯など、素材の色味を生かした料理におすすめ。
大豆とほぼ同量の小麦、少量の米で造られている。生産は全国だが、比較的西日本で多く使われている。たけのこご飯など、素材の色味を生かした料理におすすめ。
【再仕込み】
食塩水の代わりに一度搾ったしょうゆで仕込むので、色・味・香りともに濃厚。刺身や寿司に使われる。山陰や九州にはこれに甘みを加えた“甘露しょうゆ”もある。
食塩水の代わりに一度搾ったしょうゆで仕込むので、色・味・香りともに濃厚。刺身や寿司に使われる。山陰や九州にはこれに甘みを加えた“甘露しょうゆ”もある。
【白】
愛知県で生まれ、原料の大半が小麦。これに少量の大豆を使って造られる。淡い色を生かして、吸い物や煮物、鍋物、きしめんのつゆ、卵焼きなどに使われる。
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愛知県で生まれ、原料の大半が小麦。これに少量の大豆を使って造られる。淡い色を生かして、吸い物や煮物、鍋物、きしめんのつゆ、卵焼きなどに使われる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170115-00000016-pseven-life&p=1
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