2016-01-09 『童心殘筆』より 日記 #哲学・思想 山水養性記 一 儈。はつはつ……鳥のとびのことさ。里の衆が頬冠りして柴刈りに来ると、鳶がつつつと舞い下って来て、ぱっと其の手拭を攫ってゆくそうだ。 學。なるほど山賊を働くわけだな。 儈。女共はまだ好い。いま柴を擔いで行ったあの老爺さ。この間まんまとやられたそうだ。あの禿頭をこつんとやったんだから堪らぬ。頭に穴があいたそうだ。はつはつは…… 學。それで貴公は帽子を冠らぬか。 ブログランキング・にほんブログ村へ(文字をクリック)