いしずえ

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安岡正篤(著) 『易と人生哲学』より

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自分の運命を創造、クリエート(create)していく、レクリエート(recreate)していく、これが本当の易学であります

易学とは、常に新たに自分の運命を造っていく、あるいは開発していく学問であるということを、徹底して身につける、これが一番大事なことでありまして、宿命観というものではないのであり、その宿命観のどこが悪いのか、その点を改めて常に日新、あるいは維持する自覚と努力、これを身につけて実践していくのが易学であります。

六十四卦の一番根本である「乾(けん)」の卦の大象に「天行健なり、君子自彊息(じきょうや)まず」とありますが、これがひと言にして最もよくいいつくしておる易の結論であります。

倦怠(けんたい)に陥ったり、否定的になったり、停頓(ていとん)したりというのは、これは易学ではなく、常に新たに、実践、研究、解明して、自然が春夏秋冬滞りなく、造化を営むように、われわれはその生涯を常に新たに創造していく、これが易学の根本精神であります。

従って人生のいろんな艱難辛苦に遭えば遭うほど、これに捉えられたり、負けたりせず、常にこれを転化して自然が四季折々の風光をつくっていくように、私達も人生を、常に新しく展開していくということでなければなりません。

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