東洋文化というものは、一切天より出ると申してよろしい
天というものの無限ということに驚き、かつ感じ、かつ考えたようであります。
だからすべて無限なるものを天を以て表すわけです。
その無限なる天が変化そのものである。
天について偉大なる変化ということを感じたようです。
それからこの天というものが万物を想像する、万物を生む。
つまり無限、変化、創造、そこにいわゆる造化(ぞうか)とうような言葉が出てくるのであります。
そして特に森羅万象を生ずる。
天というものは無限であり、変化であり、創造であり、偉大なる生である。
そこで生というものを天によって感得したということが、また東洋文化を会得する一つの秘訣といえるのではないか。
天というものは徹底して生である。
生そのものである。
天によって生がある。
そうして一切有りとし有るもの、生きとし生けるものすべての根源は即ち天であり、従って天というのは絶対的な支配者であるという。
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