いしずえ

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安岡正篤(著) 『東洋的学風』より

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大衆的と普遍的。人間を最も聖なるものへ、導くものが真の普遍である

人々は世に知られるとか、大衆の評判に上るということを自己の発揮、成功と思いがちである。

それは大衆的であるが、普遍的というものではない。

大衆的なものは雑駁で、一時的現象にすぎず、真の価値にはならない。

之に反して、人々を最も内的なもの、我々の人間としての存在の最も聖なるものえと導くものが真の普遍である。

普遍なるものの座は世上のひろがりではなく、深さ高さの次元にある。

世に知られず、人に解されずとも、普遍であり、永遠である。

宏壮な建築を連ね、数百の教授講師を迎え、何千何万の学生を収容し、卒業させたからと云って、その学長校長に別段普遍的・永遠的意義や価値のあるわけでもない。

まして学生を粗製濫造する無責任な、学校と称するとんでもない営利会社が沢山ある。

そんなものは大衆性はあっても、教育という聖なるものから縁遠い。

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