津浪 五 気が注くと何時の間にか風雨が著しく静まって居た。時計は五時に近い。夜はほのぼとの白む。あちらこちらから一齊に安堵の溜息が聞えて来た。 「どうやら助かりましたね、」皆は異口同音に喜んだ。戸を開けろ。戸を開けろ。誰がするとも無く縁側の戸…
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