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鹿児島)西郷の命日前 それぞれの思い胸に

 城山で最期を迎えた西郷隆盛の命日の24日を前に、鹿児島市武2丁目の西郷屋敷跡で「観月会」が、西郷ゆかりの史跡をめぐる「遠行」が同市で催され、西郷を敬愛する人や家族連れが偉業や人徳をしのんだ。

 西郷らに思いをはせる観月会は22日夜、市民有志らが企画して西郷屋敷跡で催された。約70人が雲の切れ間から時折顔をのぞかせる丸い月を見上げて、西郷をしのんだ。

 会は主に薩摩藩の下級武士が習ったとされる薬丸自顕流の演武で始まり、子どもたちの気合を込めた声が響き渡った。続いて「城山」や「田原坂」など西郷にまつわる作品が薩摩琵琶や詩吟で披露された。

 西郷の魅力などを語ってもらう「ひとくち講話」もあり、「情に厚かった人間性が魅力」「言葉だけでなく、覚悟ある行動力がすごい」「今の日本の政治を西郷が見たらどう思うか、聞いてみたい」などとそれぞれの思いを述べた。

 山形市から参加したデザイナー廣嶋育子さん(43)は西郷を顕彰する「荘内南洲会」の会員で、西郷の遺訓を広める活動などにも取り組んでいる。「西郷さんに寄せる地元ならではの思いが聞けて、西郷さんへの理解をより深めたいと刺激を受けました」と話した。(町田正聡)

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 西郷にゆかりのある鹿児島市内の史跡をめぐる恒例行事「西郷(せご)どんの遠行(えんこ)」が23日にあり、親子連れなど2124人が西郷の生涯をたどる約8キロを完歩した。西郷の命日を前にした秋分の日に西郷南洲顕彰会(桂久昭理事長)が主催していて、今年で47回目。

 参加者は西郷誕生地などから出発。西郷や大久保利通らが若い頃に座禅を組んで心身を鍛えたという城山1丁目の座禅石や、西南戦争で西郷軍が城山に構えた本営跡、西郷が寝起きした洞窟や終焉(しゅうえん)の地などを回り、西郷がまつられている南洲神社にゴールした。

 鹿児島市の小学6年の武田凱斗(かいと)君(12)と弟の同4年、雄斗君(10)は祖父(69)と一緒に歩いた。「西郷さんが行ったところや、そこでどんなことがあったのかが分かった」と話した。(ライター・知覧哲郎)

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