いしずえ

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与党大勝、改選過半数…改憲派3分の2超す

第24回参院選は10日、投開票が行われた。

自民、公明の与党は、安倍首相が勝敗ラインに掲げた改選定数の過半数(61)を確保し、大勝した。安定した政権基盤を得て、首相はデフレ脱却に向け、経済政策「アベノミクス」を一層加速させる方針だ。民進党は振るわず、民主党時代の前回2013年参院選の獲得議席(17)は上回ったが、改選45議席を割り込んだ。民進、共産など野党4党による統一候補の擁立で注目された改選定数1の「1人区」(32選挙区)は自民党が21勝11敗で勝ち越した。

安倍首相は10日夜のTBSの番組で、今後の政権運営について「(参院選の結果は)アベノミクスをしっかりと加速せよということだ。国民の期待に応えていきたい」と述べ、引き続きアベノミクスによるデフレ脱却に全力を尽くす考えを強調した。

参院選の結果、非改選も含め、改憲に前向きな自民党追加公認1人を含む)、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の3党と無所属、「加憲」を掲げる公明党の合計議席が、憲法改正発議に必要な3分の2(162)に達した。

首相は同じ番組で、憲法改正について「この選挙で是非が問われたとは考えていない。今後、与野党関係なく憲法審査会でしっかり議論してほしい」と述べた。

不振だった民進党岡田代表は10日夜のNHKの番組で、参院選の結果について「3年前(の参院選で)どん底だったのに比べれば、回復の途上にある」と述べ、13年の民主党時代の参院選で獲得した17議席を上回った点を強調した。与党に改選過半数の確保を許したことに関しては「(自身の)責任はある」と語ったが、9月に予定されている党代表選への出馬は「白紙だ」と述べるにとどめた。

参院選ではアベノミクスの是非が大きな争点となった。野党は改憲勢力憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を取ることを阻止する方針を掲げたが、与党は争点に位置付けなかった。

自民党野党統一候補が事実上「1対1」で争う構図となった1人区(32選挙区)では、野党は非自民系候補が2勝にとどまった13年(当時は31選挙区)を上回る議席を獲得して一定の成果を上げたものの、自民党が勝ち越した。自民党は複数区(13選挙区)でも着実に議席を積み上げ、順調な戦いぶりを見せた。

公明党は選挙区選に立候補した7人全員が当選し、比例選も合わせ過去最多に並ぶ14議席を確保した。

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