いしずえ

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ゾマホン

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アフリカのペナンから来た、ゾマホンという男がいる。

テレビ番組の『そこがヘンだよ日本人』で知り合ったのだが、こいつがとんでもない奴だった。

ゾマホンは元々中国に留学していた。 大学院まで出たのに、日本人と友達になって日本に呼ばれ旋盤工になった。

日本の町工場が人手不足で困っていた時代のことだ。

昼は大学に行かせてもらって、夜は旋盤工をやっていたのだが、疲れて居眠りしていたのだろう、右手の指を旋盤でドンと落とされてしまう。

それで病院に入るのだけど、病院の待遇がすごく良かった。
寝てるだけで1日3食出たと言って喜んでいる奴なのだ。

夜間労働で労災だなんだと騒いでもおかしくないのだが、彼は日本に世話になったというわけだ。 彼は日本が大好きになってしまった。

そんなことがあって、その番組に出るようになったのだが、あの当時でギャラが1日1万円だったそうだ。

テレビで喋るだけで、1万円も貰える。 なんてすごい国だと思ったらしい。

あんな早口でわけのわからないことを喋っていたら、人気者になった。

本も出さないかと言われて出したら、それも当たって、あいつはくるってかなりの大金を手にした。

狂ったと言っても、ゾマホンの場合は学校づくりに狂った。

自分がこんなになれたのは、母国に中国で教育を受けさせてもらって日本に来られたからだ。

教育が大事なんだと言って、その儲けた金をそっくり出して、ペナンに2つも小学校を作ってしまった。

今でも金を稼いでは、全部国の教育のために注ぎ込んでいる彼自身は、月4万円の風呂なしアパートに住んでいて、ペナンの民族衣装しか着ない。

「オマエ、臭いぞ」というと、百円のコインシャワーを浴びてくる。
自分のためには殆どお金を使わない。

自分の一生は国のためにあると思い込んでいるらしい。
殉教者というか、もう病気みたいなものだ。

病気だけど、本物だなぁと思う。

俺とか所ジョージとか、周りの人間も感化されて、今では学校も6つに増えた。 そこで1,600人の子供たちが勉強している。

http://ameblo.jp/warmheart2003/entry-12140720460.html

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