陽光照り映える野間の霊峰 |
奇岩百態海浜に林立す |
遥かなり雲煙の中に浮ぶ宇治の島々 |
紫紺の海玲龍として海鳥空に乱舞する |
三千有余年前の春三月 |
櫻花繚乱として山を覆う |
何処より参り給うぞ神渡りの岩根 |
横臥岩礁に戯れる男波女波 |
咲耶姫窈窕絢爛たり天女の如し |
調べゆかり太古の唄 |
青嵐に萌える野間の山岳茜する |
海に倒影す |
厳頭変幻自在なり南薩の果に聳立つ |
夢の如し点在する小島を眼下に見渡せば |
悠遠なり笠沙路に相集う人々の憩い |
おのずから安泰なり |
久遠の光 宮前の際に輝き |
笠沙路の村落の平和張る |
紫雲棚引く南海の島山に |
眞紅斜陽妖婉たり |
幽かなり海岸に奏でる漣の調 |
夜の帳に人々の心 仄仄と和む |
昭和五十年三月 作詞大迫亘 |
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