いしずえ

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上野敬介 (のち上野景範)

開成所句読師。

弘化元(1844)年、鹿児島城下塩屋町に生まれる。

父は田布施郷土だが、唐通事のため、鹿児島城下に移住。

嘉永2(1849)年6歳のとき、唐通事稽古に入る。

安政3(1856)年、13歳で蘭学修行のため長崎留学。

文久元(1861)年、18歳から3年間長崎で英学研修を命ぜられる。

文久3年、12月洋学研修の目的のため、上海に密航し、幕府鎖港談判使節への同行を求めたが、失敗。

元治元(1864)年正月、漂流民として長崎に送還される。

同年4月、鹿児島に戻り、7月開成所教授の石河確太郎と八木弥平の試験を受けて、開成所句読師に任命。

門下には、森有礼、市来勘十郎(松村淳蔵)、吉田清成、長沢鼎、畠山義成がいた。

『薩摩歴史の探訪~薩摩藩英国留学生~』より