つねに時世の流れをみつめつつ、五歩も六歩も先を考えていた晋作の胸中は、容易に同志には理解されなかったときいている。晋作は咳こみつつある時は血を吐きつつ、同志後輩に自分の主張をとききかせた。
そのころは、封建的因襲が根深く、身分制のつよい時代であったが、彼はたんなる倒幕論者ではなく、人間性の平等と尊厳をとなえていた。
自己の立場にたって考えるのではなく、他をふくめた共通の立場にたっての考え方をしていたのである。
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