いしずえ

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超私有財産は国中国を造る (十一)

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十一、産業奉還(自発的革命)の断行

國土奉還(出雲の國譲り)大政奉還武家封建制)産業奉還(会社)の原理は領はける私有財産を治めす天皇國民國家全体に返還し、領を治に切換えることである。

十八世紀産業革命後経済産業の物資文明が人間の全生活を支配して来た。

この点マルクスのいう唯物史観通り「下部構造(経済)が上部構造(政治宗教道徳)を支配決定する」である。

工業化社会は今や洪水の氾濫せるごとく人間生活のすべてを支配している。

そして職能(官農工高、宗教芸術教育)のバランスを崩し破壊した。

かくして地球破壊と人間性の崩壊を現出するに至った。

もはや資本主義・社会主義共産主義の時代ではない。

生存競争原理を廃し、生存法則原理(宇宙の理法・共存共栄)に切り換えなければ立ち行かぬ時代である。

人間は社会的動物であり、群生動物である。

全体が均衡調和を保って行かねば生きられる動物である。