昭和二十年八月十五日の敗戦以来日本は占領政策米国製の「平和憲法」の名の下に「平和・福祉・享楽」の大旆を掲げて来たが、もしこのままの状態をつづけて行くならば近き将来(二十世紀内)において決定的大打撃を受け滅亡に頻することになるであろう。
自滅の路線を駈足で走っているような気がしてならない。
そしてそれは既に始まっているのである。
やがてそのことに気付くであろう。
日本は戦後軍備を認めず国防を放棄し、国費の大半を産業経済に投資し強大な経済国をつくりあげたに比し、他国は軍事と経済の二人三脚で日本の後を追っている。
そこまで行かなければ今の日本人にはわからないのだ。