いしずえ

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エネルギーと生命

宇宙はエネルギー・生命・物質・時間・空間の五つから構成されている。

その形態は無数の星雲からなっていて、その中の一つの星雲が銀河系であり、銀河系の一つが太陽系である。

太陽系は太陽を中心に月、火星、水星、木星、金星、土星、地球など九つの惑星からなっており、太陽の周りを自転公転しているのである。

夜空に輝く無数の星が、いづれも地球と同じ程度の大きさであることから考えて、宇宙がいかに広大無辺なものであるかわかると思う。

そしてその構造は、礦物・植物・動物・人間・物質からなって居り、またその機能はエネルギーと生命の二つの作用からなっていて、エネルギーは宇宙万物を悉く統べ掌り自転公転せしめ、一瞬と雖もとどまることなく運行せしめており、また生命はすべての生物をひとしく新陳代謝、循環還元、流転流動せしめ生成化育発展させて行く作用である。

この万物万象を造成し、生存せしめているエネルギーと生命は、人間の意識や能力で動かすことも変えることも出来ないものであって、逆にこれに則するものは生成し、反するものは滅亡するという何時いかなる場合でも無条件絶対に随わねばならぬものである。

この超越的絶対の存在を宗教では神といい仏といっているのである。