いしずえ

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同人 便り

篠原仁先生 侍史
拝復
 日頃何一つ御恩返しができないまま、惰眠をむさぼり申し訳なく老骨が身にしみる毎日でございます。
 さて、今日も貴誌「いしずえ」を御届け賜り、早速拝読させていただいております。
 昨今の課題では、クリミア侵攻に腹を立てる以前に竹島に立腹せず、看過したままで、他人事のような現政権の対応には附いていけない怒り心頭の心境であります。
 どこにクリミアと竹島の違いがあるかといえば侵略された場所に人が住んでいるかどうかであって、国土であるかどうかは同じであります。自国の同じ侵略されたままの重要課題を脇において、ソ連を非難するのはあまりにも国民を置き去りにした仕打ちといわざるをえません。クリミアを問題にする場合には竹島を我が国の同様問題として国際的に同じ俎上に上げるべきだと考えます。
 今の安部政権は手前勝手な御都合主義で国民への説得性はありませんし、国民が別問題として看過している風潮が我慢できない心境であります。徳川時代の次の明治大正昭和平成は大久保閨閥時代であって、いわば拝金保守大久保閨閥自民党であって、えせ保守といいたいところです。本来の大和こころ、分を弁える、つつましやかに生きる。思いやる心、強きをくじき、弱きを助けるといった本来の日本人の美意識はいまやどこかに消し飛んでしまった感です。
もともと、政府は租税にのみ依存しているようでは国は滅びます。
古来カルタゴやベネティアや島津の調所笑左衛門米沢藩上杉鷹山、土佐の野中兼山らはいずれも国や藩自身が殖産興業と貿易で金儲けの事業に行って、富を自ら創出しています。少なくてもジャブジャブ外国に金を施して国内では租税を増やし、依存し、優良企業が外国に逃げ出し、雇用も外国人に依存しだした現状の現政権はますます亡国の道をまっしぐらとしか受け取れない心境であります。
 一刻もはやく大久保閨閥政府をやめ、本来の大和心を大切にした日本の再興を図る本来の尊皇(王の字にしたくありません)日本を期待したいものです。繰り返しのボケ老人の駄文御寛怒下さいませ。
先生他皆々様のますますの御発展と弥栄をお祈り申し上げます。
謹白 山﨑堯右 拝