いしずえ

『陽明学勉強会』 参加希望の方は kuninoishizuehonbu@yahoo.co.jp まで!!

箱田、平岡の威望

 平岡は満身智と才とで固めた人で勇気もあった。才と云っても沈才と発才とあるが、平岡の才は火花の発するが如き発才であった。又箱田は勇猛な男で、一身を国家に捧げる心掛けは分秒の間も忘れないという風で、天下俺を描いて何者ぞと云ふ意気の人であった。元来、箱田、平岡の前には、其の他の存在は認められない位に両者の威望輝いている所へ後から出た頭山が独り、この二人と肩を並べたのである。

 三浦観樹将軍の頭山評「一体クヨクヨと世間の評判などに頓着して居るような奴にロクな者はいない。牛でも馬でも自ら信ずる所に向かって遺りつけるのに、何の遠慮が要るものか。」此の点に於て頭山は、次の如く態度であった。

 平成22年4月1日  〝いしずえ〟頭山満翁の人物像より

にほんブログ村 政治ブログ 保守へ
にほんブログ村