いしずえ

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幕末・維新の志士

 日本陽明学の祖は近江の中江藤樹であるが、幕末の陽明学は三千名の門弟を擁したという、佐藤一斎に始まり、大塩の乱の大塩平八郎(中斎)その弟子の林良斎、春日潜庵、池田草案、横井樟南と続き山田方谷門弟の河井継之助、吉村秋陽又その弟子の東沢瀉、佐久間象山弟子の吉田松陰さらにその弟子の高杉晋作及び象山の弟子橋本左内、そして薩摩の伊藤潜龍、その伊藤に若きし頃学んだ西郷南洲とキラ星の如く逸材を輩出している。

 尚、西郷は後年「学問も人物も自分がとても及ばない、と思った者が二人ある。一人は先輩の藤田東湖で一人は友達の橋本左内だ」といってほめたという。又勝海舟は「俺は今迄に天下で恐ろしいものを二人見た、それは、横井小楠西郷南洲とだ」と。更に「横井の思想を西郷の手で行われたらそれまでだ」とも言ったという。尚、幕末の三傑(藤田東湖横井小楠佐久間象山)は、共にそろって日本陽明学の祖、中江東樹の高弟・熊沢藩山の心酔者だった。

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